遺留分の基礎知識

2012年7月20日

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遺留分とは?

遺留分とは、相続人のために最低限確保された法律上の権利です。

<全体の遺留分>

被相続人の配偶者または子供が相続人になる場合   1/2

被相続人の父母(直系尊属)のみが相続人である場合 1/3

※兄弟姉妹に遺留分はありません。

<個別の遺留分>

上記割合を法定相続分にしたがって分割した割合

 

例)

相続財産3,000万円、法定相続人が配偶者と子供2人の場合

①    全体の遺留分

  3,000万円×1/2(遺留分)=1,500万円

②    個別の遺留分

  配偶者  1,500万円×1/2=750万円

  子1        1,500万円×1/2×1/2=375万円

  子2   子1と同額

 

遺留分は請求することで取り戻せる

遺留分は、遺留分の権利者が内容証明郵便等で請求をするか、応じられない場合は家庭裁判所に請求することによって取り戻すことができます。

ただし、相続開始および減殺すべき贈与、または遺贈があったことを知ったときから1年以内に相手方に請求しなければ時効により消滅します。 また、遺留分の侵害を知らなくても相続開始後10年を経過したときも同様です。

 

遺留分の事前放棄

遺留分の事前の放棄は家庭裁判所の許可が必要です。

遺留分を持つ相続人が、家庭裁判所に対し遺留分を放棄する手続を行う必要がありますので相続人の協力が不可欠となります。

 

遺言書と遺留分

遺言書の作成の際に遺留分を侵害した相続分を記載すると、争いになりかねませんので注意が必要です。ただし、遺留分を侵害した遺言書が無効というわけではありません。

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