【茨城相続・報徳メモ】贈与のお話 ~暦年課税と相続時精算課税

2013年1月10日

贈与のお話 ~暦年課税と相続時精算課税

 

 自分の財産を他の人にあげることがあると思います。その時にかかる贈与税について
概要をご紹介したいと思います。

 

 贈与をした時の税金の計算方法には2つあります。

暦年課税」と「相続時精算課税」です。

それぞれは次のようになっています。

 

「暦年課税」

◆1月1日~12月31日 の1年間ごとに贈与税を計算

◆基礎控除額 110万円/年 (その年の贈与額から控除)

◆税率 (超過累進税率:もらった財産額が多いほど税率が高くなる)

 

 例)  2月 3日 Aさんから現金200万円をもらった。

     9月23日 Bさんから現金100万円をもらった。

 【計算】

   (200万円+100万円)-110万円= 190万円

    190万円×税率 10% =19万円・・・・・・・・贈与税額 19万円

 

    

「相続時精算課税」

◆親(65歳以上)から子(20歳以上)への贈与の場合に限り適用が可能です。

◆相続時精算課税はあげる人(贈与者)ごとの選択制。届け出が必要となります。

 選択したらその人からの贈与については、生涯 相続時精算課税の制度により贈与税の計算をすることと
 なります。一度選択すると取り消しはできません。

◆控除額は2,500万円。その人からの贈与額が合計2,500万円以下であれば、その贈与税は0円となります。

◆税率は一律 20%

◆その贈与者が亡くなった場合には、その人から贈与を受けた財産については、相続税の課税対象として
 計算されます。

◆相続時精算課税により財産の贈与を受けた人は、翌年2月1日~3月15日までに贈与金額にかかわらず
 贈与税の申告が必要となります。

 

例) 23年2月 3日 Aさんから現金2,000万円をもらった。

   24年9月23日 Aさんから現金1,000万円をもらった。

    Aさんからの贈与について「相続時精算課税」を選択。

【計算】

   23年:2,000万円―2,000万円=0円    ∴ 贈与税0円

   24年:1,000万円―(2,500万円-2,000万円)=500万円

       500万円×20% = 100万円  ・・・・・・・ 贈与税額 100万円

 

 

 財産を贈与する場合において、「暦年課税」と「相続時精算課税」のどちらを選択したほうが良いかは、
その人の財産の状況や贈与をする事情等を総合的に勘案して判断する必要があります。

 また、不動産等を贈与した場合には、登記費用や不動産取得税等の税金がかかります。

 これらの諸費用がかかることも含めて検討をしていきましょう。

 

 

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