2012年12月

【茨城相続・報徳メモ】住宅取得の為の贈与を受けた場合の住宅ローン控除

2012年12月28日 金曜日

住宅取得の為の贈与を受けた場合の住宅ローン控除

 

 住宅の取得のために住宅ローンを組んだ場合、要件を満たすことによって、所得税の控除を受けることができます。(初年度は確定申告が必要)

その際に、両親等から住宅取得のために贈与を受けている場合、控除額の計算に注意が必要となります。

 

<具体例①>

住宅の取得価額・・・3,000万円

住宅取得資金の贈与・・・300万円(全額を住宅取得の為に使用)

住宅借入金(年末残高)・・・2,500万円

 3,000万円-300万円-2,500万円=200万円  

 

住宅借入金の額と住宅取得資金贈与額とをあわせても、取得価格を下回る為、住宅借入金の全額2,500万円が住宅借入金控除の対象となります。

 

<具体例②>

住宅の取得価額・・・3,000万円

住宅取得資金の贈与・・・800万円(全額を住宅取得の為に使用)

住宅借入金(年末残高)・・・2,500万円

 3,000万円-800万円-2,500万円=△300万円  300万円超過

 

住宅借入金の額と住宅取得資金贈与額とをあわせると、取得価格を上回る為、住宅借入金2,500万円から超過分300万円を引いた額の2,200万円が住宅借入金控除の対象となります

 

   国税庁:住宅を新築又は新築住宅を取得した場合(住宅借入金等特別控除)  

 

コラムをご覧いただきありがとうございました。今年の更新は今回で最後となります。

皆様、良いお年をお迎え下さい。

 

自筆証書遺言について

2012年12月20日 木曜日

自筆証書遺言について

 

 遺言の種類や作成する上での留意点については、当HPのコラム(6/26付)の通りです。そこで今回はもし自筆証書遺言があった場合に必要な「検認」についてご説明したいと思います。

 

「検認」とは遺言書を家庭裁判所へ持参して、確認をしてもらうことです。最高裁判所HPによれば

 ・相続人に対し遺言の存在及びその内容を知らせること

 ・形状・加除訂正の状態、日付、署名などから遺言書の偽造・変造を防止すること

 ・決して遺言の有効・無効を判断する手続きではないこと

としております。また遺言書に封がしてある場合には、相続人又は代理人の立ち会いのもと開封作業が行われます。決して勝手に開封をしないように下さい(もし開封してしまった場合には5万円以下の過料に処せられる場合がありますのでご注意ください)。

大まかな流れは以下の通り。

 

①(被相続人最後の住所地の)家庭裁判所へ申立

 ※遺言書の保管者又は発見者が申請

        ↓

②検認期日の通知

 ※相続人全員が立ち会う必要はありません

        ↓

③「検認済証明書」の交付

 ※この証明書の交付を受けることで、遺言の執行が可能となります

 

遺言の「検認」件数は、平成13年の10,271件からH23年には15,113件へと1.5倍になっています(「司法統計資料」より)。また最近はエンディングノートの活用などにより遺言が身近になりつつあります。もし発見した場合でも慌てないようにしましょう。

 

相続対策のススメ

2012年12月10日 月曜日

clover相続対策のススメ

 相続対策と一言でいっても多種多様にあります。

一般的な相続対策の第一歩としての流れをご紹介いたします。

 

① ご自身の財産dollarを把握する。  【簡易試算】

 

② 相続税の税額を確認。     【①に基づき試算】

   ・金融資産と税額を検討し、納税が可能であるか確認をしておきましょう。

 

③ 将来のことを考えながら、各種検討。 【相続対策シュミレーション】

   1)遺産分割案の作成

   2)遺産分割に基づく各人の税額確認

   3)二次相続も合わせた最適試算

   4)各人の納税やその後の生活を検討しながら、遺産分割案や相続対策の検討

 

④ 相続対策の実施。

   ・遺産分割対策

   ・節税対策

   ・納税対策

 

⑤ 定期的に経過を確認(見直し)

 

 

 税額がかからない場合でも、将来の相続のことを考えておくことはとても大切です。

 分割でもめてしまうケースや、分割の仕方によっては今回相続税の負担がなくても、将来相続税の負担が発生してしまうこともあります。

末永く家族仲良く過ごしていけるよう、大切な思いを遺していきましょう。

国は相続税について増税する方向で検討しています。「うちは相続税は関係ない」と考えている方もまずは対策を誤らないよう、税理士法人報徳事務所にお気軽にご相談下さい。