自筆証書遺言の書き方 |埼玉県、蓮田市・白岡市の相続に経験豊富な弁護士

自筆証書遺言の書き方

「自分の死後も家族みんなで仲良くしてほしい」という希望をもたれる方は多いと思います。
しかし残念ながら、こうした希望がかなうケースばかりではありません。

 

相続をめぐって争いが起き、とりかえしのつかないところまで家族関係がこじれてしまう可能性もあります。
こうした相続トラブルを防ぐ有効な手段の1つが、あらかじめ遺言を書いておくことです。
遺言を作成することで、防げる相続トラブルは相当数あります。

 

自筆証書遺言とは、その名のとおり遺言者本人が自筆で作成した遺言書のことです。
ここでは有効な遺言書を作成するための各要件について説明します。
難しい要件はありませんが、一つも欠けることがないようにご注意ください。

 

【1】自筆で書かれていること

本文、日付、署名のすべてが自筆で書かれていることが必要です。
第三者の代筆による遺言書はすべて無効になります。
※2019年からは財産目録のみパソコン作成可(目録各項に署名押印等は必要)

 

【2】日付を記載すること

「2021年1月1日」や「令和3年1月1日」など年月日までの明記が必要です。
※2021年1月吉日では日付特定できないため無効
※複数の遺言書が存在する場合、日付が新しいものが有効となります

 

【3】署名があること

必ず自書での氏名記載が必要です。
※ゴム印での記載は無効

 

【4】押印があること

実印、認印、拇印などの押印が必ず必要です。
※実印が最も望ましいといえます

 

せっかく作成した遺言書が無効になってしまうことのないよう、
自分一人での作成に不安がある場合は、専門家に相談してみることもご検討ください。
なお、遺言の有効性に疑義が生じるのを防ぐために公正証書遺言の作成を選択する方は多いです。

その他のコラム

「亡くなった親戚の相続人がゼロ問題|財産を相続するためにはどうすればよい?【特別縁故者の申立て】」

国立社会保障・人口問題研究所によると、日本人の50歳時点の未婚者の割合は男性で23.37%、女性は14.06%。 ここには離婚や死別による独身者は含まれません。 未婚=子どもを持っていないという訳ではありませんが、この中の相当数が生涯子どもを持たない方だと推測できます。 結婚もせず、子どもも持たないことによるさまざまな問題が取り沙汰されていますが、相続の現場でも課題が生じることがあります。

遺言の内容に納得できない!遺留分を請求したい【弁護士解説】

故人の遺言が出てきたものの、その内容が特定の誰かに「遺産を全部あげる」というものだったとしたら……。 このような遺言がある場合、「弁護士のところに話が持ち込まれた時点で、そのまま事件化する可能性が高い」と那賀島弁護士は言います。 内容に問題がある遺言が発見された場合、相続人としてはどう対処すればいいのでしょうか。 意外とありがちな「遺言」をめぐるトラブルについて伺いました。  

相続放棄の落とし穴【弁護士解説】

相続放棄は相続をしないと決めることをいいます。 相続放棄をすると、初めから相続人ではなかったという扱いになるため、プラスの財産を相続できない代わりに借金も相続しなくても済みます。 そのため、「故人に借金がある場合は相続放棄を選択肢に入れるべき」と那賀島弁護士は言います。 ただ、相続放棄をしようにもいろいろ落とし穴があるようで……。 そこで、今回は簡単そうで意外と難しい(?)相続放棄の落とし

【弁護士が語る!】私たち、これで困りました!実録相続トラブル

相続は「争族」と書かれるほどにトラブルが多いと耳にすることがあるかと思います。たしかにテレビの再現VTRやドラマ、漫画では相続で揉める家族が頻繁に登場します。しかし「うちは大丈夫でしょう」と考えている方が多いのではないでしょうか。相続で揉めるのは資産家ばかりでは?と思っている方も少なくありません。でも実際に事務所を訪れるのはごく普通のご家族が多いんです。   そこで今回は、当事務所の

交通事故で家族が亡くなった場合の相続【弁護士解説】

交通事故で家族が突然亡くなった……。 その場合、残された遺族はどうすればいいのでしょうか。 実は、交通事故で亡くなった方の相続では、「相手方の保険会社との関係をどうするかをはじめ、通常の相続以上に難しい問題が起きやすい」と那賀島弁護士はいいます。 誰が故人の代わりに相手方に事故の責任を追求できるのか、具体的な手続きはどんなふうに進んでいくのかーー今回は交通事故で亡くなった方の相続で起きうる問

相続・遺産分割の問題、お気軽にお問合せください。